「作文が苦手で何を書けばいいかわからない」「テーマが決まらなくて原稿用紙の前で固まってしまう」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、プレバト俳句のお題を活用すれば、誰でも書きやすく魅力的な作文が完成します。
7月24日(木曜)放送のプレバトのお題「高い買い物」は、身近でありながら深い体験談を引き出す力があり、プレバト俳句のお題一覧から選んで練習することで作文力が格段に向上するのです。
本記事では、プレバト俳句のお題「高い買い物」を使った作文の書き方から、過去のお題一覧を活用した練習方法まで、あなたが「書けない」から「書ける」に変わる具体的なステップを詳しく解説しています。
7月24日当日に発表されるプレバト俳句の速報も掲載!
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プレバト俳句のお題「高い買い物」
プレバトの俳句コーナーでは、身近な体験をテーマにした出題が多く見られます。
「高い買い物」というお題も、誰もが一度は経験する普遍的なテーマとして選ばれました。
身近なテーマ
「高い買い物」は多くの人にとって非常に身近で共感しやすいテーマです。
スマートフォンやゲーム機、部活動で使う用具など、自分のお小遣いやアルバイト代では簡単に手が届かない商品を購入した経験は、多くの学生が持っているでしょう。
このようなテーマが俳句に適している理由は、具体的な感情や体験を17音に込めやすいからです。
高額な買い物をする際の緊張感、購入後の満足感、時には後悔の気持ちなど、複雑な心境を短い言葉で表現できます。
また、家族に相談したり、長期間貯金したりする過程も含めて、一つの物語として俳句に織り込むことが可能です。このテーマは作文においても、体験談として豊富な内容を書くことができる優れた素材といえるでしょう。
出演者の俳句
プレバトの俳句に挑戦する今回の出演者は、鈴木砂羽さん、水谷隼さん、野村真純さん、さや香・新山さんです。
鈴木砂羽さんは「相棒」の亀山の奥さん美和子役という印象が強いですし、水谷さんは引退しましたがプロの卓球選手でメダリストとして有名です。
野村真純さんは女優で、テレビドラマ・映画・CMと多方面で活躍中であり、2022年に俳優:沢村一樹さんの姪であることが判明し注目されました。
お笑いコンビの一人である、さや香・新山さんは、恋愛相談が趣味で野球の阪神タイガースのファンとのこと。
4人の方は、それぞれ今までどんな高い買い物をしたのか、番組当日はどんな俳句を発表するのか楽しみですね。
7月24日のプレバト俳句の速報
ゲストの作品を掲載しています。
さや香・新山の俳句
風薫る ロレックスで 遊ぶ息子(3位 凡人)
いずれ息子にあげようと考えているロレックスで遊ぶ無邪気な我が子のことを表現したとのこと。
ただ、夏井先生いわく、「金ばかり使う放蕩息子という情景が浮かんでしまう」と指摘されています。
添削後の句
ロレックス おもちゃに吾子の 風薫る
たしかに、この句であれば、ロレックスで遊ぶ、わが子の様子が浮かびますね。
鈴木砂羽の俳句
夏空と 履けぬサンダル 目眩く(2位 凡人)
「ロックスタッズ カーフスキン ウェッジサンダル」というブランドのサンダルを、サイズを大きめで買ったらガバガバで履けなかったという失敗談だそうです。
夏井先生は、「履けない理由を書きましょう」「何で1人で目くるめってる?」と厳しいお言葉。
添削後の句
夏空と サイズの合わぬ サンダルと
履けずじまいの ブランドサンダル 夏の空
これもサンダルという高い買い物の失敗談が情景として浮かびます。
水谷隼の俳句
汗止まぬ 前途不安な サプライズ(最下位 才能ナシ)
後輩に20万円もするヴィトンのTシャツをプレゼントしたものの、そのTシャツを重ね着されて「シャツ伸びちゃう、せっかく高いプレゼントをしたのに大丈夫かな?」という不安な気持ちを表したといいます。
これに至っては夏井先生が「面白いネタをどぶに捨てた」と手厳しい指摘。
添削後の句
後輩へ ヴィトンのTシャツ サプライズ
こういう句ができれば「20万円もムダにならなかった」と夏井先生。
なるほど、「実体験をそのまま書けばいい」というのと、「誰がその句を見ても同じ情景が浮かぶというのが」という俳句の基本が合わさると今回のお題の「高い買い物」の良い句ということになります。
野村真純の俳句
洗ひ髪 百五ページの 栞紐(1位 凡人)
本好きの野村さんはこれまで100万円近く本の購入に使ってきたとのことで、お風呂に入ったあと髪を乾かさないまま本を読んで、それを続けてしまう様子を句にしたとのこと。
情景は浮かびますが、夏井先生は「高い買い物の表現が入っていない、数字を入れましょう」とのことで添削をしていきます。
添削後の句
本好きの 累計百万円や 夏
高い買い物というのが伝わりますね。
私は俳句は全くの素人なので、ダメな句かもしれませんが「本好きの 累計百万円や 洗ひ髪」では、どうなのかなと思いました。
でもこれでは累計百万円と洗い髪の関係が分かりませんね。
素人ながら「高い買い物」の実体験を俳句にする難しさが感じられました。
お手本となる俳句では、Kis-My-Ft2の横尾さんの俳句が紹介されています。
夏涼し 魚介カレーは 八千円
葉山ホテル音羽の森の「伊勢海老カレー」(現在メニューにない)を食べた情景を表現しているとのこと。
誰が見ても、夏に八千円の魚介カレーを食べるという「高い買い物」をしたというのがよく分かります。
プレバト俳句のお題「高い買い物」を作文で書く
プレバトの俳句から作文へのアプローチを学ぶことで、文章力向上のヒントが見つかります。「高い買い物」というテーマを通じて、実践的な作文の書き方を身につけていきましょう。
プレバトの意外性から学ぶ
作文が苦手だと感じている人の多くは、実は「書けない」のではなく「書き方を知らない」だけなのです。
プレバトの俳句コーナーでは、普段おバカキャラとして親しまれている芸能人が、驚くほど素晴らしい俳句を詠んで夏井先生から高評価を受ける場面がよく見られます。
フルーツポンチ村上さんやフジモンさんなど、「この人が俳句?」と思われるような人たちが、努力を重ねて素敵な作品を生み出している姿は、まさに「らしくなさ」の魅力です。
これは作文でも同じことが言えるでしょう。
自分には文才がないと決めつけず、まずは「書いてみると意外と書けるかも」という前向きな気持ちを持つことが第一歩です。
先入観を捨てて挑戦してみることで、思わぬ才能が開花する可能性があります。
食わず嫌いと同じで、食べてみなければ・やってみなければ分からない。
私も当初は、小論文の書き方や作文の書き方なんて人に教えられるわけがないと思っていましたが、やってみると教えられることが分かりました。
人には得意・不得意があり、すべてのことが「やればできる!」というわけではないですが、まずはやってみなければ自分にどんな能力があるのかは分かりません。
自分の現状での書けるレベルを知る
作文上達の近道は、まず自分の現在の実力を正確に把握することです。
「高い買い物」というテーマでとにかく書けるだけ書いてみることから始めましょう。
完璧な文章を目指す必要はありません。思いついたことを素直に文字にしていくことで、自分がどの程度書けるのか、どんな表現が得意なのか、逆にどこで詰まってしまうのかが見えてきます。
プレバトでも、初回から名人レベルの俳句を作る人はまれです。
皆さん最初はたどたどしい作品から始まり、夏井先生の指導を受けながら徐々に上達していきます。
作文も同様に、まずは現状を受け入れて、そこから少しずつ改善していく姿勢が大切です。書くことに慣れるだけでも、確実に前進していると言えるでしょう。
自分の経験に応じて書いてみる
作文で最も説得力のある内容は、自分自身の実体験に基づいた文章です。
「高い買い物」をテーマにするなら、今まで自分が購入した中で最も高価だったものについて書いてみましょう。
それがスマートフォンでも、部活の道具でも、ゲーム機でも構いません。大切なのは、その買い物をした時の気持ちや状況を詳しく思い出すことです。
なぜその商品が欲しかったのか、お金を貯めるためにどんな努力をしたのか、購入する瞬間の緊張感、手に入れた時の喜び、使い始めてからの感想など、一つ一つの感情を丁寧に掘り下げてみてください。
プレバトの俳句でも、出演者の実体験に基づいた句ほど心に響くものです。あなたの体験談こそが、読み手にとって最も興味深い内容となるはずです。
作文の詳しい書き方は、以下をご覧ください。


「高い買い物」の作文例(1000字以内)
(自分の高い買い物の経験)
私にとって人生で最も高い買い物は、高校1年生の夏に購入したアコースティックギターである。価格は8万円。アルバイトをしていない私にとって、それまでお年玉や小遣いを貯めた全財産に等しい金額だった。
音楽に興味を持ったきっかけは、友人が文化祭で演奏する姿を見たことだった。ステージで輝く彼の姿に憧れを抱き、自分も楽器を演奏してみたいと強く思った。しかし、楽器は決して安いものではない。最初は1万円程度の安価なギターを検討していたが、楽器店の店員に「長く続けたいなら、ある程度の品質のものを選んだ方がよい」と助言された。
両親に相談すると、「本当に続ける気があるなら」という条件付きで購入を許可してくれた。ただし、費用は全て自分で負担することが条件だった。私は必死に貯金を確認し、足りない分は祖母からの借金でまかなった。購入当日は手が震えるほど緊張し、店員の説明を真剣に聞きながら慎重に選んだ。
購入後、私の生活は一変した。学校から帰ると真っ先にギターを手に取り、毎日2時間以上練習に励んだ。最初は指が痛く、思うように音が出ないことに挫折しそうになった。しかし、高い買い物をした責任感が私を支えた。「8万円を無駄にするわけにはいかない」という思いが、困難な練習を続ける原動力となった。
3か月後、ようやく一曲を通して弾けるようになった時の喜びは忘れられない。その後も練習を重ね、2年生の文化祭では友人とバンドを組んでステージに立つことができた。観客から拍手を受けた瞬間、あの高い買い物は間違いではなかったと確信した。
(高い買い物という経験で学んだこと)
この経験を通じて、私は二つの重要なことを学んだ。一つ目は、本当に価値のあるものには相応の対価が必要だということである。安価なギターでは得られなかった音質や弾きやすさが、継続的な練習を支えてくれた。二つ目は、高い買い物をした責任感が自分を成長させてくれるということである。簡単に手に入らないものだからこそ、大切に扱い、最大限に活用しようと努力する。
(この経験は自分にとって、どのような意味があったのか)
現在でもそのギターは私の宝物である。進学や就職など人生の転機においても、あの時の決断力と責任感を思い出すことがある。高い買い物は単なる消費ではなく、自分自身への投資であり、人生を豊かにしてくれる重要な選択だったのだ。(931字)
この「高い買い物」のお題で書くポイントは、プレバトの俳句でも説明されている実体験に基づいて書くことです。
実体験をもとにした話であれば、より具体的に書けるからです。
さらに俳句では五・七・五の短い句に無駄なく言葉を入れていきますが、作文では「例えば」「つまり」「その時の気持ちは?」など、より具体的な内容を入れて文章に書いていきます。
さらにそこから「得たこと・学んだこと」、これからどうしていきたいのかが書けると、よりよい作文となるでしょう。
プレバト俳句のお題一覧から作文を書く
プレバトで過去に出題されたお題は、作文のテーマとしても非常に優れています。身近で具体的なお題を活用して、効果的な作文練習を進めていきましょう。
過去のお題で書いてみる
プレバトで過去に出題された「蒲団」「夏の終わり」「秋の空」といったお題は、作文の練習に最適な素材です。
これらのお題が優れている理由は、誰もが経験したことのある身近な題材でありながら、深い感情や思い出を呼び起こす力があるからです。
「蒲団」なら、子供の頃の昼寝の記憶や、一人暮らしを始めた時の感慨、風邪をひいた時の温もりなど、様々な角度から書くことができるでしょう。
「夏の終わり」では、夏休みの思い出や新学期への不安、季節の変化に対する感傷などを表現できます。
これらのお題を使って作文を書く際は、まず自分の体験や感情を思い起こし、具体的なエピソードを一つ選んで詳しく描写してみてください。プレバトの俳句のように、日常の中にある特別な瞬間を文章で表現する練習になります。
自分でお題を設定して書いてみる
プレバトのお題に慣れたら、今度は自分でオリジナルのお題を作って挑戦してみましょう。
お題を自分で設定する力は、作文能力の向上において非常に重要なスキルです。
良いお題の条件は、具体的でイメージしやすく、かつ個人的な体験や感情と結びつけられることです。
例えば「雨の日の窓辺」「初めてのアルバイト」「祖父母の家の匂い」など、五感に訴えかけるお題や感情を呼び起こすお題が効果的でしょう。
自分の興味や関心のある分野から選ぶと、より書きやすくなります。
部活動に打ち込んでいる人なら「練習後の夕日」、読書好きなら「図書館の静寂」といった具合です。
お題設定の練習を重ねることで、日常の何気ない瞬間からも作文のネタを見つける感性が磨かれ、表現力の幅が大きく広がっていくはずです。
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