2027年の小論文のテーマ一覧、予想問題、これは押さえよう!

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小論文のテーマ

2027年の小論文、どんなテーマが出るか不安ではないですか?

社会情勢の変化が激しい今、事前に予想テーマを押さえておくことが合格への近道です。

本記事では、2027年小論文の予想テーマTOP5を一覧で紹介。

AI・環境・働き方・情報倫理・医療など注目分野を解説し、学部別の頻出テーマや予想問題、効果的な対策法までお伝えします。

  • 2027年の小論文のテーマ
  • 予想問題
  • 対策

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この記事を書いた人
飛田 弘一

小論文の独自研究家・指導者。

Amazonにて400部突破『小論文の手引き』の著者。

大学卒業後、書籍の誤字・脱字を確認する校正の仕事を経て、学生時代に小論文がまったく書けず受験で悔しい思いをした経験から、書店の小論文の参考書は延べ100冊以上を読み、また小論文の講座を30以上受講するなど、小論文の独自研究に没頭する。

そこで得た知見から、誰でも実践できる分かりやすい小論文の書き方を構築。

小論文が書けない人の気持ちを誰よりもよく分かる指導者を自任し、決して上から目線にならない丁寧な小論文の指導を心がけている。

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2027年の予想テーマTOP5

2027年の小論文では、テクノロジーの進化や社会構造の変化を背景にしたテーマが注目されます。

特に以下の5分野は、どの大学・学部でも出題される可能性が高いため、しっかり押さえておきましょう。

AI・生成AIの倫理と活用

2027年の小論文において、AI・生成AIに関するテーマはほぼ確実に出題されると考えてよいでしょう。

生成AIが文章・画像・音楽などを作り出せるようになった今、「それは誰のものか」という著作権の問題が社会的な議論を呼んでいます。

また、AIが採用選考や医療診断といった重要な意思決定に使われるケースも増えており、判断の透明性や責任の所在をどう担保するかが問われています。

たとえば、AIが生成したフェイク動画(ディープフェイク)による情報操作は、民主主義の根幹を揺るがすリスクとして世界中で警戒されています。

便利なツールである一方、使い方を誤れば社会的な害にもなりうる。だからこそ、AIとどう向き合い、どこに人間の判断を介在させるかを自分の言葉で語れることが、これからの受験生に求められる力です。

持続可能な社会(SDGs)と環境問題

気候変動対策は、もはや「将来の話」ではありません。

カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすること)の達成に向けた取り組みは、エネルギー政策から企業活動、個人の消費行動にまで影響を及ぼしています。

特に注目されるのは、経済成長と環境保全をどう両立させるかという問いです。再生可能エネルギーへの転換や、廃棄物を出さない循環型経済(サーキュラーエコノミー)の普及がその具体例として挙げられます。

一方で、こうした対策のコストを誰が負担するかという公正性の問題も避けて通れません。

環境問題は技術の話であると同時に、社会の仕組みや価値観に関わるテーマでもあります。受験生には、地球規模の課題を自分事としてとらえ、多角的に論じる視点が求められます

社会の変化と働き方・教育

少子高齢化の進行と外国人労働者の受け入れ拡大、そしてAIによる業務自動化が重なり合う中で、「働くとはどういうことか」を根本から問い直す動きが広がっています。

かつての「正社員・終身雇用」モデルは崩れ、副業やフリーランス、リモートワークが当たり前の選択肢になりました。

とはいえ、正社員・終身雇用のモデルが完全に崩れたわけではありません。

ただこの変化は、同時に教育にも大きな問いを投げかけています。

知識を覚えることよりも、情報を批判的に読み解いたり、他者と協力して問題を解決したりする力が重視されるようになってきたからです。

変化のスピードが速い時代において、学校教育が何を育むべきかは、社会全体の課題です。受験生自身もその当事者として、これからの時代に必要な学びとは何かを自分なりに考えておくことが、説得力のある答案につながります。

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情報社会の倫理とセキュリティ

スマートフォンとSNSの普及により、誰もが情報の発信者になれる時代になりました。

しかしその一方で、個人情報の流出やSNS上のヘイトスピーチ(特定の属性を持つ人への差別的な発言)、フェイクニュースの拡散といった問題も深刻化しています。

また、企業や政府が大量の個人データ(ビッグデータ)を収集・活用する状況は、利便性の向上をもたらす反面、プライバシーの侵害リスクと表裏一体です。

さらに、インターネット環境の有無や情報リテラシーの差によって生じるデジタルデバイド(情報格差)も、見過ごせない社会課題です。

情報を正しく受け取り、責任を持って発信する力は、現代を生きるすべての人に求められます。

テクノロジーが社会に深く組み込まれた今、「情報とどう向き合うか」は避けられないテーマです。

医療・生命倫理(看護・医学系)

看護・医療系を志望する受験生にとって、このテーマは特に重要です。

高齢化社会の進展にともない、在宅医療や介護の需要が急増している一方、医療従事者の人手不足は深刻な問題になっています。

加えて、ゲノム編集技術(DNAを改変することで遺伝子疾患の治療などを目指す技術)や安楽死・尊厳死の是非といった、命の本質に関わる問いも社会的な議論を呼んでいます。

たとえば「本人が望めば、延命治療を止めることは許されるかという問いに対して、医療・法律・倫理のどの視点から考えるかによって答えは大きく変わります。

正解のない問いだからこそ、自分の立場を明確にしたうえで、根拠をもって論じる力が問われます。生命に向き合う仕事を目指すならば、こうした倫理的問題と真摯に向き合う姿勢そのものが、評価される答案の土台になります。

以上、5テーマについて見てきました。

受験生はこういったテーマを中心に、多角的な視点から考えをまとめ、小論文の試験本番までに自分なりの答えが書けるようにしておきましょう。

学部別の頻出・予想テーマ

小論文のテーマは、志望する学部によって出題の切り口が大きく変わります。

自分の志望分野に関連するテーマを中心に、背景知識と自分なりの意見を整理しておきましょう。

学部別テーマ

学部系統 主な頻出テーマ
医療・看護系 AIを活用した遠隔診療/医療格差の解消/高齢化社会における在宅ケアのあり方
人文・教育系 多文化共生/デジタル教科書の導入/インクルーシブ教育(障がいの有無にかかわらず共に学ぶ教育のあり方)
経済・経営系 DX(デジタルトランスフォーメーション)推進による産業構造の変化/循環型経済への移行
法学・政治系 AI時代の雇用と経済的平等/憲法改正の是非

志望学部に応じた対策は、小論文攻略の基本です。

医療・看護系では、AIを活用した遠隔診療や医療格差の解消、高齢化社会における在宅ケアのあり方が注目されています。

人文・教育系では、多文化共生やデジタル教科書の導入、インクルーシブ教育(障がいの有無にかかわらず共に学ぶ教育のあり方)が頻出テーマです。

経済・経営系では、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進による産業構造の変化や、循環型経済への移行が問われやすい傾向があります。

法学・政治系では、AI時代の雇用と経済的平等、憲法改正の是非なども重要です。

どの学部においても、専門知識だけでなく、社会全体への視野を持って論じられるかどうかが評価の鍵になります。

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予想問題

例題・予想テーマ

  • AIによる採用選考は公正といえるか、あなたの考えを述べなさい。
  • カーボンニュートラルの達成と経済成長は両立できるか
  • 外国人労働者の受け入れ拡大が地域社会に与える影響について論じなさい。
  • ゲノム編集技術の医療応用をどこまで認めるべきか
  • AIチューターが普及した時代に教師の役割はどう変わるか

2027年の小論文では、技術・社会・環境が絡み合う複合的なテーマが出題されると考えられます。

たとえば「AIによる採用選考は公正といえるか、あなたの考えを述べなさい」「カーボンニュートラルの達成と経済成長は両立できるか」「外国人労働者の受け入れ拡大が地域社会に与える影響について論じなさい」といった問いが想定されます。

医療系なら「ゲノム編集技術の医療応用をどこまで認めるべきか」、教育系なら「AIチューターが普及した時代に教師の役割はどう変わるか」といった専門性の高い問題も出題されるでしょう。

これらの問いに共通しているのは、「正解のない問いに対して、根拠を持って自分の立場を示す力」が求められる点です。

日頃からニュースに触れ、自分の意見を言葉にする習慣をつけておくことが、本番での対応力につながります。

これまでの常識が通用しない

2027年の小論文で意識しておきたいのは、「かつての正解がもはや正解ではない」というテーマが増えている点です。

たとえば、「正規雇用が安定の象徴」「大学進学が成功へのルート」「医師の判断が最優先」といった従来の価値観は、今や一つの選択肢にすぎなくなっています。

AIが医療診断を補助し、フリーランスや副業などが働き方の選択肢となり、オンラインで世界中の大学の少なくない講義が無料で受けられる時代に、これまでの前提で物事を考えると論述が表面的になりがちです。

小論文では「常識を疑う視点」が高く評価される傾向があります。ただし、やみくもに物事を疑う事ではありません。

それは、当たり前とされてきた制度や慣習に「本当にそれでいいのか」と問い直す姿勢を持つことです。

この姿勢こそが独自性のある答案を書くための出発点となるでしょう。

分断からの揺り戻し

世界規模で進んできた「分断」に対して、つながりを取り戻そうとする動きが2027年前後の社会的潮流として注目されています。

格差の拡大、SNS上での対立激化、国家間の対立といった分断の流れは、一方でその反動としての「対話」や「連帯」への関心を高めています。

たとえば、地域コミュニティの再生や多世代交流、異なる価値観を持つ人々が共存するための対話の場づくりが、各地で広がっています。

小論文でこのテーマが出題された場合、単に「分断は悪い」と述べるだけでは不十分です。

なぜ分断が生まれたのか、その構造を理解したうえで、具体的にどのようなアプローチが有効かを論じることが求められます。

問題の表面だけでなく、背景にある社会の動きを読む力が、説得力のある答案につながります。

2027年の予想テーマに対する考え方

テーマを「知っている」だけでは、小論文で高得点は取れません。出題されたときに自分の考えをすぐ言葉にできるよう、日頃からテーマへの向き合い方を意識しておきましょう。

背景や要因を多角的に考える

小論文で求められるのは、テーマの表面をなぞることではなく、「なぜこの問題が起きているのか」を複数の角度から説明できる力です。

たとえば「少子化」というテーマなら、経済的な不安だけでなく、価値観の変化、働き方の問題、住環境のあり方など、さまざまな要因が絡み合っています。

一つの原因だけを取り上げた答案は、どうしても薄く見えてしまいます。

ニュースを見たときに「これはなぜ起きたのか」「どんな立場の人が影響を受けるか」と問いかける習慣をつけることで、答案の厚みは自然と増していきます

多角的に考えることは、難しいことではなく、視点の数を意識的に増やすことから始まります。

こういったことは慣れなので、はじめは面倒に感じるかもしれませんが、意識して行ううちに習慣化し考えることが楽しくなりますよ。

「なぜ」と「自分なりの見解」を持つ

小論文は、知識の量より「自分の考えを根拠とともに述べられるか」が評価の中心です。

社会問題に触れるたびに、「自分はこれをどう思うか」を一度立ち止まって考えてみてください。

たとえば「AIによる採用選考は公正か」という問いに対して、「便利だと思う」で止まるのではなく、「どのような条件が満たされれば公正といえるか」まで掘り下げることが大切です。

意見は最初から完璧でなくてかまいません。大事なのは、「なんとなくそう思う」を「なぜそう思うのか」に変えていく思考の積み重ねです。

自分の見解を持っている受験生の答案は、読み手にとって説得力が違います。

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現実的な範囲で予測を立ててみる

「2027年に社会はどうなっているか」を自分なりに考えてみることは、小論文対策として非常に有効です。

ただし、根拠のない楽観や悲観は答案を弱くします。

現在起きていることの延長線上に、現実的な変化を想像することがポイントです。たとえば、AIの普及が続けば「3年後には〇〇な職業が減っている可能性がある」「その一方で〇〇の需要は高まるだろう」といった具体的な見通しを持つことができます。

こうした予測は、ニュースや白書(政府が発表する政策報告書)を参考にしながら根拠を探すと精度が上がります。

予測を立てる習慣は、論述の中で「将来的には〜が重要になる」と語れる力にもつながります。

「ただなんとなく」ではなく考える

小論文で最も避けたいのは、根拠のない「なんとなく」の意見です。これは受験だけの話ではなく、社会に出てからも問われる思考の姿勢です。

2026年の衆院選では、政策の中身よりも「なんとなくよさそう」という印象で首相個人を支持した有権者が多かったとされ、後から「思っていた政策と違う」という声が広がりました。

この教訓は小論文にも当てはまります。

「環境問題は大切だと思う」「AIは怖い気がする」という印象論で止まらず、「なぜそう言えるのか」「どんな事実がその考えを支えているのか」を問い直す習慣が、答案の質を大きく変えます

自分の意見に根拠を持たせることが、合格答案への一番の近道です。

対策

テーマを知るだけでは小論文の得点は上がりません。実際に書く練習と、社会を読む習慣の両輪が対策の核心です。

以下に、すぐ実践できる方法をまとめます。

対策の方法

小論文対策で最初にやるべきことは、「読む・考える・書く」のサイクルを繰り返すことです。

ニュースや新書などを通じて社会問題への理解を深め、自分なりの意見を言語化する練習を積むことが基本になります。

加えて、志望校の過去問を集めて出題傾向を把握することも欠かせません。

どんな分野が頻出か、字数制限はどのくらいか、資料読み取り型か意見論述型かといった形式の違いを事前に確認しておきましょう。

対策を漠然と進めるのではなく、「何を・どの順番で」やるかを決めて取り組むことで、限られた時間を効率よく使えます。

まずは一本、実際に書いてみることから始めてみてください。

過去問と同じ形式で書いてみる

志望校の過去問を使って、実際と同じ条件で書く練習は対策の中でも特に効果的です。

字数・制限時間・出題形式をそろえて書くことで、「知っている」と「書ける」の差が明確にわかります。

たとえば600字の論述であれば、序論・本論・結論の配分を意識しながら時間内にまとめる練習が必要です。

書いた後は、論理の流れが一貫しているか、根拠が具体的かどうかを自己採点してみましょう。

できれば学校の先生や塾の講師に添削してもらうと、自分では気づきにくいクセや弱点を発見できます。

一度書いて終わりにせず、修正・再提出のサイクルを回すことが、答案の質を着実に上げていきます。

志望する学部や企業のテーマについては十分書けるようにする

志望先に関連するテーマについては、他の分野よりも深く準備しておく必要があります。

医療・看護系なら在宅医療や生命倫理、経済・経営系ならDXや働き方改革、法学系なら憲法や社会保障制度といったテーマが頻出です。

「なんとなく知っている」レベルでは、具体的な根拠を伴った論述は書けません。

関連する新聞記事や入門書を読み、現状・課題・自分の考えを整理した「テーマメモ」を作っておくと、本番での対応力が上がります。

就職試験や昇進試験の小論文でも同様で、その企業が属する業界の課題を自分の言葉で語れるかどうかが差をつけるポイントになります。

物事の背景や要因を多角的に見る

小論文で評価が高い答案に共通しているのは、問題の背景をしっかり踏まえたうえで論じている点です。

たとえば「外国人労働者の受け入れ」というテーマなら、人手不足という経済的背景だけでなく、文化的摩擦、地域社会への影響、国際的な人権の観点など、複数の視点から考えることが求められます。

一つの側面だけを掘り下げた答案は、どうしても単調になりがちです。

日頃からニュースに接するとき、「この問題はどんな構造から生まれているのか」「誰がどのような影響を受けるのか」と問いかける癖をつけることが、多角的な思考力を養う近道です。

この習慣が積み重なると、初めて見るテーマでも落ち着いて論じられるようになります。

以上、2027年のテーマや予想問題をもとに小論文の対策を見てきましたが、これから小論文の受験を控える人は今回の記事の内容をもとに、早めの対策を心がけて今日からでも練習を始めてみましょう。

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